macbookを使いたくない
あまりmacbookを始めとしたapple製品を使いたくない。これは、ごく簡単に一言でまとめてしまうと「肌に合わない」からである。
私自身は、ナードであり、ギークであると思っていて、それでいてガラクタさやニセモノを愛する気持ちがかなりある。
幼い頃、金曜ロードショーで観たサマーウォーズに憧れて、100均で買ってきた毛糸と段ボールを使ってスーパーコンピューターもどきを作ったことがある。
その時のガラクタさにすら満たないニセモノのような感覚が未だに愛おしい。正直に言うと、その時の工作の精度の低さに、かなり自ら驚いたのも覚えている。
さらにさらに正直に言うと、自分はかなり不器用なのである。ウェルメイドでリッチなものに憧れてはうまくいかず、逆走してはまた憧れての繰り返しである。
それ故、自分が一つのスタンスを貫くことに対して諦めるか考えるに至った。
そういった器用で完成度が高くて、ウェルメイドで、リッチなツールの極地に、apple製品があると考える。2021年に初めてMacbookを購入した。
きっかけはM1プロセッサーの驚異的な電池持ちとパワーと可搬性が魅力的であったからだ。結果、まるで魔法かのように動作するためかなり驚いた。
私はそれまで、お下がりや自作のwindowsのマシンを好んで使用していた。スマートフォンもandroidで、不満点も愛しながら使っていた。
正確には現在もメインマシンはwindowsで、それは自分のmacの肌に合わなさが起因している。具体的なエピソードの羅列は避けるが、finderが使いにくい、などがある。
windowsが極端にガラクタだとも思わない。ただ、その成分があることは間違いないと思う。噂によると内部のコードは整理されないまま付け足されまくっているらしい。
知っている話だと、windows11の内部で動いているのはwindows10だとかなんだか。
私が中学生の時に使っていたパソコンがこれである。
これはまさしく違法建築だ、と思う。そもそもこんなにラジエーターを設置する必要はないし、光らせる必要もない水で冷やす必要もない。
当時は喜んでやっていて、いまでも当時の画像を見るとワクワクする。
自分にとって、もちろんみてくれは重要だが、ウェルメイドである以上に違法建築性があるとそれ以上にワクワクする。一種のDIY精神は自分にとって重要なルーツである。
でも、M1以降のmacbookを望んでいた自分もいる。現実的に、小さくて、軽くて、電池が持つし、性能も申し分なく、ハードとソフトの完成度が高いマシンは魅力的だ。
こういったよさも自分の中で一つ解釈し認めつつも、地の部分では違法建築のような、まるで九龍城砦のようなつたなさを愛したいと思う。